TOPページ > スワップ運用体験談 > 安定した通貨ペアを求めて
FXでスワップ運用を検討するのは、旅行の前に行き先を調べるのに似た楽しさがあります。
世界各国の通貨の中からどこの国の通貨を運用しようかとその国のことを調べるうちに、訪れたことがなくても親近感が沸いてきます。
スワップを貯めることを目的にFXの取引をしているトレーダーに人気が高い通貨は何でしょうか?
2008年秋の金融危機が世界経済を脅かす以前は、新興諸国の高金利通貨に人気が集まっていました。南アフリカのランド、トルコのトルコリラ、アイスランドのアイスランドクローナなどです。
しかし、新興国ほど世界規模の金融恐慌のあおりを大きく受け、これらの通貨は軒並み大きく値を下げました。つまりスワップを貰っても含み損がそれを上回る状態が起こったのです。
スワップの運用益は現在の日本の金融商品では金利に換算するともっとも高いものの一つと言えるでしょう。しかし含み損の方がスワップより多かったりすれば資産運用の意味をなさなくなります。安全にスワップを受け取るための通貨選び、それにはいくつかのポイントがあります。
まず、ハイリスクハイリターンという性質を持った新興諸国の高金利通貨だけでスワップ運用をしないこと。
次に運用する予定の通貨ペアが決まったら、取引会社が提供するチャートで過去数年間の値動きを調べること。最高値と最低値の差が何円あるか知っておけば、たとえそれだけの値動きが今後あっても大丈夫なだけの資金を低レバレッジで運用すればよいのだという心構えができます。
そして、これが非常に重要なのですが、一つの通貨に集中して投資しないことです。
「私は豪ドル/円とニュージーランド/円に分散投資しているから安全だわ。」
いいえ、それは分散投資とは言えません。
オーストラリアとニュージーランドはどちらもオセアニア諸国で、両国の通貨は似通った値動きをします。スワップ運用をするこつは、似通った値動きをしない複数の通貨ペアを選ぶことです。
そうすればどちらかの通貨が値下がりしても、別の通貨はそれとは連動せずに別の値動きをするというわけです。この考え方を「ポートフォリオ」といいます。低レバレッジで運用というのが大前提ですが、予定の投資金額の中でどのような通貨ペアをどれだけ購入することができるかシュミレーションしてみると良いでしょう。
なお、別々の値動きをする通貨のことを「相関性がない通貨」と言います。FX会社によっては通貨ごとの相関性を情報しているので是非活用してください。
なお、現在スワップ運用で人気の高い通貨ペアはユーロ/円、豪ドル/円、ニュージーランドドル/円、英国ポンド/円、USドル/円などです。南アフリカランド/円も、底値をつけたのではという値頃感から買い増ししたり新しくスワップ運用を始める人が多いという話です。
もちろん日本円を売って海外通貨を買うのだけではなく、ポンド/ドル、ユーロ/ドルなど、スワップを受け取れる海外通貨のペアもあります。
先進国の通貨ペアでも十分良い条件のスワップがつくので、各通貨ペアのスワップを調べてみると面白いと思います。スワップ運用は、安定した経済情勢の国に投資をするという、世界経済を視野に入れた投資活動なのです。
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